沖田神社社史
沖田神社は、備前国藩主池田綱政の時代に、 新しく開拓された沖新田の産土神として建立されました。 沖新田の開墾は、岡山藩の藩政確立に大きな役割を 果たした津田永忠が、綱政の命を受けて元禄5年(1692)の 正月11日に着工しました。 その工事は急ピッチで進められ、驚くべき短期間で 当初は御野群(現在の岡山市福島)住吉宮に鎮座されていましたが、 明治の廃藩置県後には郷社となり、大正12年5月25日には、県社に昇格しました。 |
沖田神社御祭神
天照大御神 (あまてらすおおみかみ) |
高天原という神の国を主宰された最高の神で、 皇室の御祖神。国民の総祖神として崇敬され、 伊勢神宮に奉祀される主神。 |
素戔鳴尊 (すさのおのみこと) |
天照大御神の弟神。大蛇退治の如く勇猛果敢 な英雄神であり、悩める人・苦しむ人の胸の中 を知り、その人たちに救いの手を差し延べる。 疾病除け・方除け・招福の神徳を有する神様。 |
軻遇槌命 (かぐつちのみこと) |
火防の守護神。火の力は、水とともに万物生成 化育の根源であり、あらゆる物を生み出す エネルギーともなる。 |
倉稲魂命 (うがのみこと) |
一切の食物を司る神。敬愛・繁盛・長寿・千客 万来・勝運長久・田畑・金銀財宝・交通安全 など、「福」の御神徳がある。 |
句句廼智命 (くくぬちのみこと) |
樹木を司る神。家屋は木材て造られるため、 この木の神を「屋船の神」と仰ぎ、住居の 神でもある。 |
おきた姫 | 沖新田の開墾で、最後の潮止め工事に際し、 人柱として一身を捧げたという。神として、沖田 神社本殿の床下に、「縁の下の力持ち」として 祀られている。平成8年6月29日、沖田神社 本殿裏におきた姫神社建立。 |